選手寸評
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濱口遥大(はまぐち・はるひろ)は、小学1年で野球を始め、小5から投手。三養基高では2年夏と3年春に県ベスト8。甲子園出場経験はなし。神奈川大では1年春からリーグ戦に出場し、2年時には全日本大学選手権で準優勝、3年時は4強。2016年ドラフト1位でDeNA入団。1年目から開幕先発ローテーションに入り、10勝をマーク。ダイナミックなフォームが持ち味で、小柄とは思えないほどの角度とキレがある。まさに、真上から投げ込まれてくる最速151キロのストレートで真っ向勝負するのが身上。21年は自身初の開幕投手を務め、前半は先発投手陣が崩れていく中で、孤軍奮闘の働きを見せた。しかし、登板ごとに好不調の波が激しく、完封勝利もあれば、制球が定まらず序盤で大量失点する試合もあった。22年は初登板で8回無失点の好投をみせ1勝目を挙げる絶好のスタート切る。しかし、新型コロナ罹患などすべてが順調にはいかなかった。それでも、8月は防御率1点台でチームのCS進出へ大きく貢献。23年シーズンは開幕から3連敗を喫し、初勝利を挙げたのは7度目の先発登板となった8月10日の中日戦(横浜)だった。先発ローテーションの軸として期待されながらもシーズン3勝に終わったが、8月以降は本来の姿を取り戻したのも事実。プエルトリコのウインター・リーグにも参加し、復活を期している。
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